2026年6月22日
最新ニュースとレポート / ベトナムブリーフィング
コメント: コメントはまだありません.
ベトナムは2026年を迎え、貿易状況は著しく悪化した。輸出は引き続き力強く拡大したが、輸入はそれ以上に急速に増加し、再び貿易赤字に陥った。
2026年第1四半期の商品貿易総額は2,495億米ドルに達し、前年同期比23.0%増となった。輸出は19.1%増の1,229億米ドル、輸入は27.0%増の1,266億米ドルとなった。その結果、約36億米ドルの貿易赤字となり、2025年同期の黒字から一転した。
一見すると、これは対外的な立場が弱まっているように見えるかもしれない。しかし、詳しく見てみると、より重要な事実が明らかになる。ベトナムは減速しているのではなく、生産能力を拡大するために積極的に輸入を行っているのだ。
外国人投資家にとって、2026年第1四半期は、需要主導の不均衡というよりも、製造業主導型経済における典型的な「生産拡大前段階」を反映していると言える。.
消費ではなく投資によって引き起こされる赤字
ベトナムの輸入構造における最も重要な特徴は、その構成にある。生産投入財が輸入総額の93.9%を占める一方、消費財はわずか6.1%に過ぎない。
これは、輸入の増加が主に産業拡大に関連しており、家計需要とは関係がないことを示している。言い換えれば、ベトナムは消費のためではなく、生産のために輸入しているのである。
最も明確な兆候は、外資系企業(FDI)から得られている。FDI部門による輸入は前年比45.3%増の914億ドルに急増した一方、国内企業による輸入は減少した。
この乖離は重要である。これは、輸入増加の大部分が、外国直接投資企業が生産能力を拡大したり、新たな生産サイクルを準備したりしている、エレクトロニクス、機械、部品、材料といったグローバルな製造バリューチェーンに集中していることを示唆している。.
Breakdown of registered FDI in 2025 by sector
単位:%、100% = 380億米ドル


