ベトナムにおける日本企業の存在感の低下

日本はかつてベトナムへのFDIで第1位だったが、近年は韓国に追い抜かれ、中国が迫っている。B&Companyのデータベースを使用して、投資額に対する収益と収益実績の観点からベトナムにおける日本企業の存在感を分析した。その結果、ベトナムにおける日本企業の存在感は韓国、シンガポール、中国などの他の国に遅れをとっていることが明らかになった。

2024年5月15日

B&Company

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ベトナムにおける日本企業の存在感の低下

 

1. 半導体を軸に動き出す日越協力

かつてベトナムへの直接投資額で首位だった日本だが、近年は韓国に追い抜かれ、中国もそれに迫っている。B&Companyのデータベースを用いて、投資額に対する収益と収益実績の観点から、ベトナムにおける日本企業の存在感を分析した。その結果、日本はベトナムにおける存在感において、韓国、シンガポール、中国といった国々に大きく後れを取っていることが明らかになった。

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かつて日本はベトナムへの直接投資(FDI)において首位を誇っていた。しかし近年、韓国に追い抜かれ、中国もそれに迫っている。FDIや貿易額だけでなく、ベトナム在住者数においても、日本のシェアは低下しているという噂が囁かれている。.

ベトナムにおける外国企業の存在感と事業実績に関して言えば、2022年には外国直接投資(FDI)企業がベトナムのGDP(国内総生産)の約231兆3000億米ドルを占めていました。本レポートでは、2021年の17,250社のFDI企業の売上高、利益、投資額、従業員数に関するデータを分析しました。.

まず、全ての外資企業の売上を合計すると韓国が約 30%を占め、しかも急激に成長している。中国も同様に成長率が高く、日本は抜かれていることが分かった。

次に、投資額に対する成績を見てみる。純に直近の売上や利益を出資額(資本金額)で割ると、1 位はシンガポールであった。韓国も日本の約 2 倍となっている。一 方、売上に占める割合では 5 位(全体の約 6%)だった EU が出資額当たりの利益については 2 位となってい る。

もちろん、このような比較は単純にはできず、産業の違いを考慮したり、条件合わせをしたりしなければ、どちらの経営が良いなどと言う事はできない。しかし、結果として日本は産業に占める存在感を低下させ、利益についても遅れをとっている。最近日本の政府関係者と会話した中では「日本は稼ぐ力を伸ばさなければならない」という意見も聞かれた。

最後に、大型投資の内訳を見てみる。2017 年以降に確認できた範囲で日本の大型投資の上位は発電所、エネル ギー、不動産開発などである。一方、韓国や他の上位国は製造業でも 10 億 USD 以上の大型工場への投資が散見

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