2025年9月11日
最新ニュースとレポート / ベトナムブリーフィング
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市場概況
ベトナムの医療システムは現在、公的部門が支配しており、全病院数の76%を占めています[1]。しかし、特に大都市では、公立病院は設計収容能力の200%を超える稼働率で運営されており、過負荷状態が頻繁に発生しています。この状況は、医療の質を低下させるだけでなく、病院インフラへの負担も増大させています。そのため、基本的な医療ニーズを満たし、過密状態を緩和するために、病院の建設と拡張が喫緊の課題となっています。
現在、公立医療施設に加え、全国1,645の病院のうち384の私立病院があり、その総数は24%に相当します[1]。しかし、私立病院の病床数は全体のわずか5.8%に過ぎません。ハノイでは、この数字はわずかに高く、44の私立病院が全体の29%を占め、約3,000床で全体の6.5%を占めています[2]。私立病院の多くは、眼科、歯科、皮膚科、循環器科、腫瘍科などの専門医療に特化しており、病床数は50床未満が一般的です[2]。
Percentage of public and private hospitals in Vietnam until 2024
出典:保健省
2021年から2030年までの医療ネットワークマスタープラン(2050年までのビジョンを含む)の承認(決定番号201/QĐ-TTg)では、具体的な建設需要に直接結びつく明確な定量目標が設定されました[3]。その中でも、病床数目標は最も明確な指標として際立っています。
国家マスタープラン(2025年、2030年、2050年)における主要な医療インフラ目標
| インジケータ | ターゲット2025 | ターゲット2030 | ビジョン2050 |
| 病床数 / 人口1万人あたり | 33 | 35 | 45 |
| 医師数 / 人口1万人 | 15 | 19 | 35 |
| 看護師数 / 人口10,000人 | 25 | 33 | 90 |
| 民間病院のベッド数の割合(%) | – | 15% | 25% |
出典:保健省
これらの数値は単なる理論的な目標ではなく、保健省や地方自治体にとって重要業績評価指標(KPI)としても機能しています。人口約1億人を抱えるミャンマーにおいて、2030年の目標は全国で35万床の病床数に相当します。これにより、建設会社や投資家は市場規模と新設・増設が必要な病床数を概算し、実行可能な事業計画の基盤を築くことができます。
