ベトナム・メコンデルタの産業構造

15 2月

By: B&Company

データベース / 掲載/執筆

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メコンデルタ地域はベトナムの最南部、メコン川に近い広大な低湿地である。中央直轄市のカントー市と12の省で構成され、社会経済上の大きなまとまりを成している。実際に訪れてみると低地に無数の水路が交錯し、小さな原動機付きボートが重要な交通の足となっている。主要産業は農業や水産業で日本に来る海老魚介など外貨獲得への貢献も大きい。

今回はこのメコンデルタ地域を例として取り上げ、その産業構造をGDPの割合から見てみることにした。一次産業が多くを占め、二次産業や三次産業はあまり発展していないため、それが数字に表れると予想できる。ところが、図に示すように実際の統計を見てみると、一次産業の割合は約30%と三次産業を下回っている。一方、この数字は全国平均(12%)や産業の発展しているハノイ市(2%)、ホーチミン市(1%未満)に比べると格段に高いこともわかった。「20~30%以上」は相当高い部類に入ると理解すべきということになる。

続きは、以下をご参照ください。

FNX_Industrial Structure of Mekong Delta_JP_2402

ASEAN経済通信「よむベトナムトレンド