By: B&Company
業界レビュー (Industry Review)
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ベトナムは発電市場に競争を持ち込むことで同産業の発展促進を図ろうとしている。
2012年、国営企業であるVietnam Electricity(EVN)、Vietnam National Coal – Mineral Industries Group(Vinacomin)、Vietnam Oil and Gas Group(PetroVietnam)の3社で電力量の80%以上を生産しており、特にEVNの独占は顕著だ。2014年、同社は生産では60%以上、送電では100%、配電では90%を占め、結果として電力業界において大きな権力を持ち、外資参入の大きな障害となっている。これを解消するため、政府はベトナムの電力市場を生産から配電まで競争的な市場を実現する「競争的発電市場(VCGM)」を2012年7月より本格的に開始した。3ステージに分かれており、ステージ1「生産における競争市場の実現」、ステージ2「卸売における競争市場の実現」、ステージ3「小売における競争市場の実現」となっている。現在、ステージ1を終えようとしている段階であり、30MW以上の発電プラントが競争的に価格設定を行い、唯一の買取事業者であるEVNに対して販売を行っている。
続きは、以下をご参照ください。
ASEAN経済通信「よむベトナムトレンド」
SankeiBiz「よむベトナムトレンド」