2023年7月1日にドンア大学（ベトナム・ダナン市）主催の会議「日越関係：過去から未来へ向けて」が日越外交関係樹立50周年を記念して開催されました。日越両国の様々な分野の第一人者や研究者が参加するなか、弊社相談役の築野元則氏が「越日関係史の回顧と未来に向けて～ベトナムへの日本のODAの評価と課題～」について講演しました。

講演内容

日本からベトナムへのODAは世界の途上国の中でも最も成功した事例の一つであり、新興国や発展途上国にとって模範となるものである。日本からベトナムへのODAは金融・技術協力を含めて総額約3兆円に上る。「経済成長促進」、「脆弱性への対応」、「ガバナンス強化」の3つを重点分野としている。ベトナムと日本のODA協力で期待される分野は「インフラ整備」と「人材育成」である。インフラ整備については都市鉄道、高速鉄道、災害に強い国土の強靭化などの日本の技術や経験がベトナムの中所得国から先進国への移行段階に適している。高度人材育成については少子高齢化が進む日本では医療、介護、看護、高度IT人材など、ベトナムの若い優秀な人材に大きな期待が寄せられている。

詳細は、以下をご参照ください。

TSUNO_Donga University Seminar_230701