
2024年11月15日
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太田成正氏(B&Company創業者兼CEO)は最近、東京で開催された2つの著名なセミナーで講演し、ダイナミックなベトナム市場と日本とベトナムの企業間の協力の高まる可能性について貴重な洞察を提供しました。
1. 令和元年度 第6回海外技術協力実務研修 第3回(2024年10月30日)
このセミナーで、B&Companyはベトナムの経済情勢の概要を説明し、特に機械・金属加工、食品・菓子市場における主要な産業動向と投資機会に焦点を当てました。プレゼンテーションのハイライトは以下の通りです。
- – ベトナムの経済拡大ベトナム経済は、増加する外国直接投資(FDI)に支えられ、着実に成長を続けています。日本は、特に製造業・加工業において、60%のFDI流入額を占め、引き続きベトナムへの重要な貢献国となっています。
- – 機械および金属加工産業精密技術と現地生産能力への需要の高まりに牽引され、市場は力強い成長を遂げています。日本企業は、技術移転と自動化システムの導入から恩恵を受ける好立地にあります。
- – 食品・菓子業界市場は拡大しており、日本製品はその味と品質が高く評価されています。しかしながら、価格設定と商品の多様性は依然として課題となっています。流通戦略は進化しており、大手小売業者は物流の効率化を図るため、直輸入システムを構築しています。
- – 投資機会プレゼンテーションでは、CPTPPや日越FTAといった貿易協定を活用し、ベトナムの産業発展における日本企業の重要な役割が強調されました。京王電鉄工業のケーススタディでは、B&Companyによる戦略的パートナーシップとターゲットを絞った調査支援を通じて、ベトナム市場への参入に成功した事例が紹介されました。
2. 第27回プレミアムテキスタイルジャパン2025秋冬(2024年11月6日)
このセミナーでは、B&Companyによるプレゼンテーションで、ベトナムのアパレル市場における現在のトレンド、ビジネスチャンス、そして企業にとっての主要課題に焦点を当て、詳細な分析が行われました。プレゼンテーションのハイライトは以下の通りです。
- – ベトナムの経済成長ベトナムの消費市場は、中流階級の増加に牽引され、急速に拡大しています。2020年には一人当たりGDPでフィリピンを上回り、外国投資にとって魅力的な投資先となっています。
- – アパレル市場の動向: 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響にもかかわらず、ベトナムのアパレル産業は力強い回復を見せ、年間成長率は5.2%と顕著な伸びを見せています。特にメンズアパレル分野では、高品質とブランド認知度へのシフトを反映し、高付加価値製品への需要が高まっています。
- – 競争環境と消費者行動市場にはViet TienやCANIFAといった強力な地元ブランドが軒を連ね、Shopeeなどのeコマースプラットフォームの影響力も高まっています。インフルエンサーマーケティングを含むデジタルマーケティングは、消費者の嗜好形成において重要な役割を果たしています。
- – 日本企業にとっての機会日本ブランドの市場シェアは低下していますが、特に現地の市場動向に適応し、戦略的パートナーシップを検討する企業にとっては、大きな成長の見込みがあります。
全体として、B&Company のプレゼンテーションは、日本とベトナムの経済関係を深める可能性を強調し、この地域で事業拡大を目指す企業に実用的な洞察を提供しました。
B&Companyの市場調査サービスとベトナム市場に関する洞察の詳細については、 詳細についてはこちらをご覧ください。
株式会社ビーアンドカンパニー
2008年に設立され、ベトナムにおける日系初の本格的な市場調査サービス企業として、業界レポート、業界インタビュー、消費者調査、ビジネスマッチングなど幅広いサービスを提供してきました。また最近では90万社を超える在ベトナム企業のデータベースを整備し、企業のパートナー探索や市場分析に活用しています。 お気軽にお問い合わせください info@b-company.jp + (84) 28 3910 3913 |
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