ベトナムの首都ハノイは、急速な都市化と工業化により、深刻な水質汚染の課題に直面しています。最近、ベトナム北部で最大のYen Xa廃水処理プラントの試験運転は、これらの環境問題への取り組みに向けた極めて重要な一歩を示しています。

ベトナムは世界で最も大量の廃水を排出する国の1つであり、上位30か国にランクインしている。VWSA（ベトナム上下水道協会）によると、毎日約1,200万㎥の廃水が発生しているにもかかわらず、その約87%は未処理のまま環境に放出されているのが現状である。

急速に発展している他の国々と同様、ベトナムも固形廃棄物の管理において大きな課題に直面しています。都市化、工業化、人口増加に伴い、ベトナムの固形廃棄物の発生量は近年急増しています。固形廃棄物の問題は環境問題であるだけでなく、公衆衛生や経済の問題でもあります。